内視鏡検査

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内視鏡検査(胃カメラ)

内視鏡検査(胃カメラ)

上部消化管内視鏡検査

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)では、咽頭・食道・胃・十二指腸(上部消化管)の検査を行います。炎症・潰瘍・ポリープ・ガン・静脈瘤などの病気を調べることができます。

内視鏡検査の手順

  1. 胃の中を見えやすくする薬を飲みます。
  2. のど、あるいは鼻を麻酔するため、ゼリー状の麻酔薬を使用します。
    ご希望により、少し眠った状態で内視鏡検査を受けられるよう、鎮静剤の注射をします。
  3. 内視鏡を口、あるいは鼻から入れ上部消化管を観察します。
    鎮静剤を使用した場合、ほとんど苦痛はありません。
    色素(無害なもの)で色をつけ詳細な検査をする場合や、小さな組織を採取して顕微鏡検査で良性、悪性の判断をする場合(病理組織検査、痛みはありません)もあります。
    検査時間は約15~30分です。
  4. 検査終了後は、麻酔や鎮静剤の効果が薄れるまでしばらく内視鏡室でお休みください。

検査の注意事項

■来院時のご注意

  • なるべくゆったりした服装でおこしください。
  • 濃い口紅はご遠慮ください。
  • 時間に余裕をみておこしください。検査の都合で開始時間が多少前後する場合があります。
    また鎮静剤の効果が薄れるまでに少し時間がかかります。
  • 検査を受ける方が、車・バイク・自転車を運転してこられるのはお避けください。
    検査終了後、1日は注射の影響が残りますので、運転はできません。

■次のような方はお知らせください。

  • 心疾患、緑内障、前立腺肥大、アレルギー体質、肝炎、のどが痛い方。
  • 胃の手術を受けた方。人工透析中の方。
  • 血液をサラサラにする薬(ワーファリン・パナルジン・ペルサンチン・バファリンなど)を服用している方。
  • 以前に内視鏡検査を受けたとき嘔吐反射が強かった方、苦しかった方。

【検査終了後のご注意】

  • 鎮静剤を使用した方は、車・バイク・自転車の運転は、お避けください。
  • 飲食は検査終了1時間後からOKです。

※病理組織検査を受けられた方

  • 飲食は検査終了後から2時間くらいあけてください。
  • 当日は飲酒や喫煙はご遠慮ください。
  • できるだけ、消化の良い物を食べてください。
  • 黒い便がでるなど出血がある場合はご連絡ください。

経鼻内視鏡検査

経鼻内視鏡検査

鼻からも入れられる細い内視鏡を導入しました。
細い内視鏡(経鼻用)は、従来の内視鏡(経口用)と比べ格段に細くなっています。えんぴつよりも細く、先端部は約5mmです。従来の内視鏡のように口から入れる方法では、よりスムーズに挿入できます。
また、鼻から入れる方法(経鼻内視鏡検査)では、口から入れる方法よりも吐き気を感じにくく検査を受けいただけます。

経鼻内視鏡検査
経鼻内視鏡検査

鼻から内視鏡を入れて行う経鼻内視鏡検査には、3つのメリットがあります。

■苦痛が少ない
内視鏡の先端が約5mmと細いため、鼻にスムーズにいれることができます。

■吐き気を感じにくい
内視鏡を鼻から入れる場合は、管が舌の付け根を通らないので、のどに内視鏡があたりにくく、吐き気を感じにくい。

■検査中も話ができる
内視鏡検査をしながら医師と話ができるので、安心して検査を受けられる。

一方で、経鼻内視鏡は、経口の内視鏡と比較するとやや画質が劣り、また、状態によっては経鼻内視鏡検査が適さない場合もあります(鼻腔が狭い、鼻を手術している、アレルギー鼻炎があるなど)。そのような場合に、無理に検査を行うと、検査中に鼻からの出血や痛みが生じる場合もあります。
当院では、患者さんとご相談の上、お一人お一人にふさわしい方法をご提案いたしております。

エコー検査

エコー検査

エコー(腹部超音波検査)

エコー検査では、腹部に超音波を当ててその反射像をみることにより、腹部臓器の病気による変化(胆石、胆管結石、肝炎、肝硬変、すい炎、前立腺肥大など)を調べます。対象になる部位は、肝臓、すい臓、腎臓、脾臓、胆のう、膀胱、子宮、前立腺などです。

エコー検査の手順

  1. ベッドに仰向けになり、胸の下から腰骨までを出します。
  2. お腹にゼリーを塗って滑りやすくしてから、機器をあて検査します。痛みはありません。
  3. 検査時間は15分ほどです。